紙面でもご案内のとおり、次年度「おはパト」の運用方法を見直し、トライアル期間として1年間新体制でのおはパト実施を検討しています。その背景には、家庭数の減少や新型コロナウィルスの影響により、従来のおはパト体制の維持が難しくなってきている現状があります。(ご参考:横浜市HPより「令和5年度義務教育人口推移表」)
ひよみな改革のテーマは、『親子でこどもの通学路に興味をもつ』。誰もが参加しやすい、時代にあった新しいおはパトの実現に向けて、新体制のおはパトがどう変わろうとしているのか、改めてご紹介させていただきます。
新体制「おはパト」概要
- 施行期間:令和6年4月1日より1年間(問題がなければ令和7年度より正式導入)
- 変更点:①シフト制を廃止し、Hi!アプリを利用した自主登録型のシステムへ変更
②おはパトポイントを「現行12か所→5か所」に変更
※①の変更に伴い、地区班の管理は廃止します。
◆シフト表を廃止し、「Hi!」アプリを利用した自主登録制へ!
これまで、「事前にシフトが決められてしまうとスケジュール調整が難しい」「配布されるのがだいぶ前なので当日忘れてしまう」といった声が多数ありました。そこで、今回の新体制では、思い切ってシフト表を廃止し、「Hi!」アプリを使って日にちと場所を自ら選んで登録する方法を採用しました。「家から近いポイントや、自分の子どもが通るポイントがいいな」「せっかく立つなら学校の近くで、たくさんの子どもを見守りたい」といった一人ひとりの希望に合った場所に立つことも可能になります。
※Hi!アプリの詳細はこちらから
◆急なキャンセルも問題なし!スケジュール変更も簡単にできる!
当日の急な体調不良や、別の予定などによっておはパトに参加できなくなった場合でも、アプリ上で簡単にキャンセル・変更することができます。「代理がなかなか見つからない」「当日立てないのは申し訳ない気持ちになる」といったこれまでの悩みの解消につながります。
◆義務感をなくして、みんなが気持ちよくおはパトに参加!
自主登録制を採用することで、おはパトへの義務感をなくし、ご家庭やお仕事などの事情を考慮しながら、無理のない範囲で協力し合える体制を目指します。また、今回の新体制をきっかけに、子どもたちと保護者が一緒に交通ルールに関心をもち、安全に登下校できるよう改めて意識が高まることを期待しています。
◆おはパトポイントの見直し
おはパトポイントの変更については、学校や学援隊の方と議論を重ね、自宅から離れ、子どもが不安になる学校周辺を重点ポイントと設定しました。変更したポイントについては、配付物をご参照ください。
今後のスケジュール
新体制決定〜運用後のスケジュールについては、以下のとおり予定しています。
●9/1 (金)〜9/5(火)
別案・ご質問受付期間
↓
●9/11(月)〜9/15(金)
ご質問等への回答提示・臨時総会実施期間
↓
●9/19(火)
\総会結果の発表/
臨時総会の結果、賛成が多数の場合は以下のとおり進めていきます。
※否決多数の場合は例年通りシフト表の作成を進めます。
9月〜11月 導入準備(マニュアル作成等)
11月末頃 アプリ開示(4月に向けてのアプリ試用期間を設定)
3月 4月以降の見守り日登録開始
4月〜6月 運用
7月 保護者の皆様へのアンケートを実施
9月 アンケート結果のご報告
※Hi!アプリの利用の流れは導入決定後、ご案内します。
ひよみなサロンと校外を考える会との合同サロンにご参加いただいた方々の声
Q:今のシフト制のままでよい、任意だと立つ人が減って危険じゃないか不安・・
A:自主性を尊重しつつ、各家庭が自由なスタイルで「子どもたちの安全を守る」ことができる体制を目指しています。登校時の様子が心配な方は、ぜひ積極的な見守りへの参加をお願いします!皆さんが参加しやすいよう、学年別の参加推奨月間を設けるなど工夫していきたいと考えています。また、安全面については、新体制への変更により以下の効果も期待しています。
- アプリ導入により不在ポイントが“見える化”し、代打できる方が対応できるようになる
(不在が多いポイントの洗い出しなど、必要に応じて分析や対策立案も可能) - 付き添い登校や散歩・通勤ついでに見守る大人が増える
- 新体制に変わることをきっかけに、各家庭で改めて子どもたちと交通ルールを確認し、下校時なども安全に行動できるようになる
- 今まで以上に保護者が我が子の安全を意識するようになる
Q:子どもと一緒に登校したいので、おはパトには不参加としたいです
A:問題ありません。新体制のおはパトは自主登録制です。おはパトの活動でなくても、通学路に大人の目が増えることで安全につながった事例もあります。
Q:校外委員会は楽になるの?
A:歴代委員の皆様に支えられ、約10年間シフト体制をつづけることができました。ありがとうございます。今回の改革でシフト表のチェックや封入作業がなくなりアプリ管理のみになります。個人情報の取り扱いもなくなります。無理のない集まりで運営できる委員会スタイルへ今後も見直しを図っていく予定です。
サロンにご参加いただいたみなさま、ご多用中のところ貴重なお時間をいただきまして誠にありがとうございました。
議論された内容や今回の新体制立案までの経緯については、過去のブログ記事にも記載しておりますので、よろしければご覧ください。
- ブログ記事「第1回校外委員会の今後を考える会」
- ブログ記事「第2回・第3回校外委員会の今後を考える会」
おはパト新体制については、これまで慎重に議論を重ねてまいりましたが、気付けていない部分もあるかと思います。さらなる良案がございましたらぜひ具体的なアイディアをこちらのフォームよりお寄せください。(受付期間:2023年9月1日(金)~ 9月5日(火))
お待ちしております。